退職の準備

【転職時に給与UP】施工管理辞めるなら絶対に取得しておくべき資格とは

この記事は

【これから退職・転職を検討している方】
【退職後に再就職先で給与が下がらないか不安】

という悩みに向けて書いています。

あくまで、再就職先が建設業関連である事が前提ですので大幅に業種を
変更しIT関連・飲食業などに転職した場合は、中々資格を
有効活用できる場は少ないかもしれませんが、資格は一生物ですので
今後絶対に建設業に関わらないという方以外は、正直取得して損は無いです。

もくじ

退職前に絶対に取得するべき資格【施工管理技士】

結論から言うと【施工管理技士】です。

一言で施工管理技士と言っても下記のように工事ごとに
細分化されており現在では7種類に分類されています。

工事請負の金額にもよりますが
基本的には工事種別ごとに施工管理技士が必要となります。

なぜ施工管理技士を絶対取るべきなのか

小さなまちの工務店でもない限り、どの会社も工事を受注するにあたり
その工事に対する専門知識を持った有資格者が必要となります。

特に公共工事であれば、会社に有資格者が在籍していない場合は、そもそも入札参加資格すらありません。

工事に対して、下請けへの発注額が4000万円未満であれば主任技術者
発注金額が4000万円以上であれば監理技術者を専任で配置しないといけません。

主任技術者・監理技術者になれる資格があるのが、施工管理技士の資格となります。

圧倒的な人材不足!施工管理技士とは??

簡単に説明すると現場監督の事です。

細かい事を言うと、現場監督は施工管理技士の資格が無くてもなれるのですが
ココでは、細かい説明は割愛します。

資格は国交省の管轄になり、建設業法第27条の規定に基づき技術検定を行っている国家資格です。

工事を受注するには、この資格が必要になるのですが受験資格に、
それなりの実務経験年数が必要になる為現在は、施工管理技士不足が続いており
1級の施工管理技士の求人は一般的に600万円~800万円で募集されています。

受験資格・受験費用

そして、施工管理技士になるには施工管理技術検定試験を受験するのですが
この試験の受験資格に実務経験というハードルがあり、

例で説明すると1級建築施工管理技士であれば指定学科の大卒で3年の実務経験が必要で
普通高校卒業の場合、実務経験14年でやっと受験資格を得る事ができます。

近年では大手建設会社でも実務経験年数をごまかして、資格を取得していたなど問題になっていますが
逆に言ってしまうと、それぐらいしないと中々実務経験を積む事が難しいです。

そして、あと1点厄介なのが実務経験を証明する際に過去の現場経歴を記載するのですが
最終的に会社代表者の押印が必要となりますので適当に誤魔化す事も難しいのです。

特に退職後となると、自分過去の現場経歴を証明するのに退職後の会社に説明してもらうしかありません。

厄介ですよね、なので在職中に施工管理技士の資格を絶対に取得しておくべきなのです。

取得するとさらに給与UP?!オススメ資格4種

下記の資格に関しては、単体でもかなり重宝される資格ですが
施工管理技士と合わせて持つ事により、かなり貴重な人材になれます。

そして下記のように組み合わせて資格を保有する事により、さらに自分の長所を強化させる事が可能です。

特にここまで、強化できると自分で会社を立ち上げて自営業でおこなう事も可能です。

資格組み合わせ例
建築士×建築施工管理技士(建築工事特化型 ゼネコン向き)
消防設備士×管工事施工管理技士(機械設備工事特化型 サブコン向き)
電気工事士×電気工事施工管理技士(電気設備工事特化型 サブコン向き)

オススメ資格勉強法・資格取得支援サイト

受験資格もさることながら、試験内容も難しいのが施工管理技士です。

2級までは、実際に現場の経験があればそれ程難しくはありませんが
1級になると急激に難易度が上がります。

社内などで勉強会が開催されていれば良いのですが
現場の都合で中々参加できないのが実情です。

そこで、ここでは自分が実際に1級の施工管理技士を取得する際に活用した勉強法を
お教えしようと思います。

私の場合は、1級管工事施工管理技士の取得する際にコノ勉強法を活用しましたが
他の施工管理技士にも共通していると思うので是非参考にしてみてください。

1次検定の勉強法(筆記試験)

過去問題集をひたすらやるのみ!!

筆記試験に関しては、毎日過去問題を解答する事でかなり合格率を上げる事ができます。

可能であれば過去7年分、さらに余裕があれば過去10年分を3回~5回繰り返し解答する事で
問題の出題傾向・パターンが把握できます。

なので、1次検定に関しては、以下のような参考書を購入して合格点をとれるまで
ひたすら繰り返しましょう。

記憶力・要領が良い方だと過去問10年分やっただけでも、合格できる可能性があるぐらい
結構3~4パターンぐらいの問題が出題されています。

ここで注意してほしい事が、近年は環境に関する問題等が追加されて出題されたりするので
過去問を解く場合は、直近の試験から10年分解くようにしてください。

2次検定の勉強法(実地試験)

2次検定は、実際におこなった現場内容についての記述問題が主体となりますが
2次検定で難しい所が明らかな不正解は有るが、明確な正解が無いという事です。

文章を記述しての解答となる為、文章の構成・内容が重要になるのですが
参考書に書いている通りに記載すると、ほぼ100%不合格になります。

なので合格率を上げるには、自分の記述した文章を自分以外の経験者に文章を添削してもらうしかありません。

社内に特化した担当が居れば問題ないのですが、社内などに居ない場合は
外部で講義を受けるしかありません。

2次試験に特化したものであれば、日建学院などで3万円程度で受講可能ですので
必要経費だと思い受講するべきです。

合格してしまえば会社によっては、毎月5,000円~10,000円程度で手当がつく会社が
多いので合格すれば、あっという間に回収できます。

合わせて検討したい転職・求人サイト

試験勉強と、同時進行してもらいたいのが転職・求人サイトです。

施工管理技士を取得すると、給与でいくらもらえるのか気になりますよね。

その金額をモチベーションに勉強するのもありかもしれません。

1級の施工管理技士だと月給で40万~50万円の求人が多数です。

会社としては、毎月それぐらい払っても欲しい人材という事だということが分かります。

特に建設業の場合は、ブラックな会社も多いので
ゆっくり見極める為にも、先に転職・求人サイトに登録しておいて、試験勉強の息抜きに
1週間に1回程度転職先を探してみるのも楽しいと思います。

まとめ

以上が、退職する前に、絶対取得するべき資格【施工管理技士】についての解説でした。

この資格の一番の難題は実務経験です。

退職後は実務経験を証明するのが、とても面倒な手続きが必要になります。

なので退職前に施工管理技士を取得しておくことで、転職に有利に働きますし
最終的に個人で事業を立ち上げる場合でも施工管理技士の資格がある事で建設業登録する事も可能ですので
取得する事で絶対に損する事はありません。

これからも引き続き、施工管理技士の資格者は重宝される時代が続きますので
施工管理技士の資格は積極的に取得するようにしましょう。

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